「暮らし方」を見直す、これからの時間のために

お子さんが独立された後の住まい方について

最近感じたことを綴ってみたいと思います。

ここ数年、長年マンションや団地にお住まいの方々から、リフォームや改装のご相談をいただく機会が増えました。
特に、お子さんが独立された後の夫婦での暮らし方についてのお話が多く、成長したお子さんとの新しい関わり方や生活スタイルを見直したいというご相談が印象に残っています。

「生活」や「暮らし方」を整理し、これからの時間をより豊かに過ごしたいという思いが伝わってきます。
そのような大切なプロセスをお手伝いできることに感謝しつつ、一緒に未来の住まいを考えています。


薄目にして見るくらいの心地よさ

最近、ふと思うことがあります。それは、「薄目にして景色を見るくらいの緩やかさ」で暮らすのが心地よいのではないか、ということです。

完璧を追い求めるのではなく、少しおおらかで、ざっくりとした許容をもつ住まい方。
日々の暮らしの中で、小さな変化には気づかなくても、物の置き方や趣味、生活スタイルは少しずつ変わっていきます。
心や体も同じように変化し続けるものです。

そうした変化を大らかに受け入れ、包み込む住まい方こそ、これからの人生をより豊かにしてくれるのではないでしょうか。


「次の自分」を育む空間

子どもたちが独立していった後の住まいは、ただの「場所」ではなく、「次の自分」を育む空間であってほしいと願っています。
そのためのヒントを皆さんと共有しながら、これからも素敵な暮らしを一緒にデザインしていけたらと思います。

New Year

あけましておめでとうございます。
昨年は新たな出会いや始めたことも多い年でした。
たくさんの方にもお世話になりました。
今年もどうぞよろしくおねがいします。
みなさんにとっても素晴らしい年となりますように。

一旦は中止となっていた地域のお祭りが今年から再開となりました。
近所の子供達が思いおもいにゲームなどを楽しんでいる姿はいいものですね。

鎌倉では各地域でお祭りや行事ごとが行われています。
昨日は5年ぶりに再開された花火大会へ行ってきました。
体を突き抜ける大きな音 月と花火 昔も今も圧倒されるクライマックス。

しごと展

22日、23日とお越しくださった方々、ありがとうございました。

パネルに足を止めて見てくださり、お話しさせていただくことができて楽しかったです。

建物を見て「あ、あそこは美容室だったのですね」とおっしゃる方が多く、地域の方々に気に留めていただいているんだなとあらためて建築の意味を考えた日でした。

ヘアサロン「wocashi」の撮影をしてくださった
山根 晋さんの個展へ
6/7~9《石ishi》写真個展 GOTTA九段下(東京)

時間 輪郭 曖昧 ゆらぎ
見えるものと見えないもの
石とプリント写真の存在感

しごと展

仕 事 展 第2回(全6回) 雪の下エリア

日時: 2024年6月22日(土)/ 23日(日) 10:00 – 19:00
会場: MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉
入場料: 無料

しごと展を開催します。鎌倉散策や無印良品でのお買い物の際に、ぜひお立ち寄りください。さまざまな建築士の作品や建築のあり方を鑑賞できます。

会場には各建築士の相談コーナーがあります。私は6月22日(土)の15:00 – 17:00に担当いたしますので、お気軽にお立ち寄り、ご相談ください。

次回予告:

エリア: 鎌倉山・腰越・七里ヶ浜・稲村ケ崎・笛田
開催予定日: 2024年7月27日(土)
会場: 腰越海の家

冬には、このシリーズの集大成として「大仕事展」を開催する予定です。

皆様のお越しをお待ちしております。

日本の家

「日本の家」展へ行ってきました。

戦後から建築家がかかわった家から通して見える日本の家。

「日本の家」を説明する内容としては少しかたよりを感じましたが、時間軸で把握でき、沢山の模型と図面でとても見ごたえのある展覧会でした。
何軒か実際に拝見、体感したい家がたくさんありました。

秋は行きたいところがたくさんあります。

窓学国際会議

スパイラルガーデンで行われた「窓学」の丸一日かけたシンポジウム。
10年の研究成果を披露してくれました。

設計するときによくたちどまってしまうのが「窓」。
みなさんどんなふうに向き合い、嚙みくだき、
これからにつなげてゆくのだろうかと
とても楽しみにしていた会議でした。

絵画、詩からはじまり、なんとサザエさん、ドラえもんまで。
日本と海外ではまったく違う「窓」のあつかい。
詩的で、情緒的、人や空気や風の通り道。
そして間の戸、という考えかた。

どのお話もとても面白く、研究しているかたたちも
どんどん思わぬ方向にのめりこんでいったようです。

まだまだ探求しがいのありそうな「窓学」。
私ももうすこし深く考えたいとおもいます。

そして塚本由晴さん、藤森照信さんのお話はやはり面白かったです。

メンテナンス

16年前に担当させていただいた家のメンテナンス。

のびやかで気持ちのよい当時から愛着のある家です。
おじゃまさせていただくと当時のことがいろいろ思いだされます。

少しづつ手を加えてくださり、整えら続けている家。

頭の活性化

堀部安嗣さん設計の集会所にて森田真生さんのお話会に行ってきました。
今回でお話を聴くのは2回目。
数学を行う行為を通して身体や頭の中、思考ができ、いろんな気づきと光がみえるような。。そしてとても自由になる思考のようです。
不思議と明るく幸せな気持ちになって、ワクワクしてくるのです。
また次回もこの場所でお話ききたいです。

森田さんの雰囲気はチャーミングで尊敬する人たちに共通しています。